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製造業で働く、個人投資家のブログ。

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6039 日本動物高度医療センター

株価1811円
予想PER12.8倍
時価総額51億円 ROE 10%程度

日本動物高度医療センターは、犬や猫のための専門的な動物病院を運営しているが、なんと日本で初めて株式市場に上場した動物病院。

この会社は、一般的な動物病院ではできない2次診療と呼ばれる高度な医療を提供している。
2次診療とは、かかりつけ医から紹介された患者に対して、専門的な診断や治療を行うことで MRIやCTなどの画像診断や、心臓や脳の手術などがある。

これらの医療は高額であり、技術も高度。 日本動物高度医療センターは、これらの医療を行うことができる唯一の企業。 日本動物高度医療センターは、東京都内に4つの病院を持っているが、全国に約4000院ある動物病院と提携している。

これは同社の強みであり、参入障壁となっている。
他の動物病院が同じように2次診療を始めるには、高額な設備投資や人材育成が必要だが、日本動物高度医療センターはすでにそれらを備えている。

しかし、同社には課題もある。新しい病院を開設したり、機材を入れ替えたりするためには多額の費用がかかる。
そのため、今期は減益予想となっている。
また、地方大都市への展開もまだまだ進んでいない。
しかし、これらの課題は長期的に見れば成長機会でもある。
日本ではペット人口が増えており、飼い主のニーズも高まっている。
日本動物高度医療センターはそのニーズに応えることができる唯一の企業と言えるだろう。

この会社は以下の観点で見逃せない銘柄だと思う。

・圧倒的なオンリーワン企業であり、競争激化となりづらく成長がが見通しやすい
機関投資家が買い始めている

新規上場企業トップインタビュー
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THKのLMガイドが供給不足で納期10か月とか

最近、職場でリニアガイドという部品が手に入らないと同僚が愚痴っていたのが気になり、調べてみた。 今まで、リニアガイドは即納で買えたのに最近は納品に10か月ほどかかるみたいで、
他のリニアガイドメーカーのIKOやNSK、ミスミも納期が長期化してるらしく、こりゃあ何が起こってんだろう? お金の匂いがする!って事で。

リニアガイドって日本語訳で「直動案内機器」っていうみたいだけど、職場では「直動案内機器」とは言わず、リニアガイドとかLMガイドっていう呼び方をしている。

リニアガイドっていうのは製造業の生産設備の直線運動をする部分に使用される部品なんだが、なぜこのリニアガイドだけが、供給が全然追いつかないのかピンと来ないので何かいい情報ソースはないかと探してみて見つけたのが、

週刊エコノミスト「脅威の工場自動化」

っていう雑誌で、内容を要約すると

1、自動車や電機産業中心だった自動化の裾野が他産業に急速に広がっている。食品、医薬品、化粧品等の三品産業が代表。

2、三品産業だけでなく、これまで困難とされてきたキャノンのデジカメの精密組立が可能になった。

3、人件費の高いドイツでもアディダスが少量多品種の靴製造が可能となり価格競争力のある製品を供給できるようになった。

4、人手不足の日本、人件費高騰の中国、インダストリー4.0を推進する欧州。それぞれの地域で事情が異なるが、世界で同時に工場自動化への需要が高まっている。

5、ロボットメーカーはこれまで「ロボットを導入しませんか?」と営業をしていたが、最近は「ロボットを使いたい」という引き合いばかり。

6、自動車工場の自動化率はプレス、溶接、塗装工程では90%以上に達する一方、組み立て工程は20%にとどまり、三品産業での自動化率はもっと低い。

7、ファナック、安川などの多関節ロボットは技術ハードルが高いが、リニアガイドが使われるヤマハ、IAI等の直行ロボットは、技術ハードルが低く中国ロボットメーカーも台頭してきている。

リニアガイド大手のTHKの2017年12月期の中間報告書の2ページの連結業績ハイライトをみると、確かに国内、米、欧、中国、どこも急激に売上が拡大している。

笑えるのが、各地域のコメントが「需要を着実に取り込み、売上に繋げました」のオンパレードで、もう世界中でLMガイドの需要が拡大しているのがうかがえる。

でも、この投資家向け資料では、LMガイドの納期が1年近い長期化している、他のガイドメーカーも納期が長期化していてこの業界バブリーです。ウハウハなんて事は書いてない。

納期が10か月かかるとして、仮に生産能力を2倍に拡大したとしても理論上、納期はそれでも5か月かかることになる。

これ、ひょっとしたら、今後数年この供給不足の状態が続くんじゃないんじゃないか?(つまり工場フル稼働の状態が継続)という気がする・・・


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アークランドサービス第19回株主総会


初めてアークランドサービスの株主総会に参加。

出席株主数は12名でその内、私服で来てる人が3名。
私服以外の人はサクラとみてよかろう。

事業報告の後、今後の事業戦略説明あり。

・新出店モデルの開発 

①低分岐型:350モデル  店舗面積小型化で投資コスト20%削減し損益分岐点が350万円/月。
                  出店エリアを350→500へ拡大

②かつ弁併設型店舗(横浜市沢町店

③かつ弁+ドライブスルー併設型 地方都市でテスト出店予定

・出店計画

かつや直営10店舗 FC20店舗 1月末現在で今期出店確定物件が23店舗

天丼あきば 100店舗を目標にスタート

株主からの質問 代表的なもののみ

1人目 毎年増配してはいるが配当性向14%は少し低い。多額の負債もないのだからせめて20%はないと不満。

社長 成長過程なので、内部留保を充実させ配当性向は15%以下でいきたい。

2人目 郊外型店舗の収益性は?

社長  郊外型は土地代が安いが売上がそれほど上がらないので収益率は従来型店舗より劣る

3人目 かつ弁併設店舗で主婦層狙い、惣菜も売るということで、主婦の投資家向けの為もあり株主優待の新設はどうか?社長としては株主優待の設定についてどう考えているか?社長の口から返事をいただきたい。

社長 店舗数も少ないことから株主の公平性を保つ為、優待の設定は考えていない。

私の感想

いうまでも無いこと事かもしれないですが、アークランドサービスは個人投資家の相手は全くするつもりはないという事がよく伝わってきましたw

サクラを使い、さっさと無難に総会を終了させ、株式市場で積極的に評価されようとかいう気概は全く感じられません。
自分の知る限りでは似たような会社だとクリップコーポレーションと似た総会でした。

この銘柄で大きく損する事も儲ける事もないでしょう。しかし、その目立たないという部分や、充分に保守的な経営スタイルこそが、この会社の強みかもしれません。


プロトコーポレーション、どうなるの?

 最近、プロトコーポレーションがM&Aばかりやってます。

株主総会後の株主懇親会で、経営陣と話をした感じでは、投資家という人種が上場企業に何を求めているか?
上場企業というのは投資家に対してどうあるべきか?という事を非常によく分っているという感想を持ちました。

しかし、保有現金が多く、本業の自動車部門の事業の拡大余地もほとんど無いといった状況で、自己資本は積みあがるばかり・・こういう場合、資本政策としてのセオリーは、増配、自社株消却等となるわけですが、プロトはそれをしない。

そうなると、残る解は、自社株消却より合理的な資本政策として、M&Aによる事業拡大に自信があるという事になるわけですが、にしても最近のプロトは私の予想以上に買収物件が多いです。

余談ですが、私もこのサイトでsitecatcher.net/とあるサイトの買収を(30万円くらいで売ってた)検討したことがありますが、プロトはどういうルートでサイトを買収しているのかちょっと興味があります。

業績予想等も非常に慎重なプロトがこれだけの勢いでM&Aをしていますが、買収したサイトや事業等のバリューアップや本業とのシナジー効果にかなりの自信があるとしか思えないほどです。

それか、ひょっとすると、昨今の不景気の為、サイトや事業の買収金額が大幅に下落していて買いやすいのではないか?
と私は考えてます。

私の会社でも、今は設備投資はかなり厳しく押さえられていますが、これは設備投資が減価償却費となり、いわゆる純利益を圧迫してしまうのでそういう意味でも多くの企業は投資はしにくいという事情が関係しているかもしれません。
そういう意味では、プロトはこのご時世でも増益ですから、投資はしやすいかも。

プロトコーポレーションの今後、まだまだ不透明ですが、注目だとは思います。
事業の拡大余地が無いと思われたプロトがM&Aによって成長を本当に成し遂げる事ができるのか?
多くのサイトを買収して、最終的にどういうIT企業になっていくのか?
そして、株式市場はPER何倍まで評価するのか?
まあこれらの結果がでるのはだいぶ先だとは思いますが。









アークランドサービス出店が苦戦中

アークランド、「かつや」FC店の出店鈍化で対策強化
加盟開発の専門部署設置で出店スピードの回復目指す

アークラ ンドサービスは主力業態「かつや」の出店を強化する。景況感の悪化などで「FC出店が鈍化している」(臼井健一郎社長)ことから、専門部署による対策を強 化してFC出店の促進を図る。下期の出店計画は直営5店舗で、苦戦しているFC店については積極的な加盟開発を進めながら順次出店していく方針だ。「かつ や」の09年6月末店舗数は141店舗。

同社では「かつや」の出店について、今期(12月期)中に直営10店、FC10店を計画していた が、景況感の悪化などを受けてFC店の出店が鈍化。上期は直営店こそ計画通りの5店舗を出店したが、FC出店は0店舗に終わった。景況感の悪化を考慮して FC加盟企業が出店に慎重になるなど、店舗網の拡大に向けて厳しい状況に置かれている。

こういった状況の打開に向けて、同社ではFCの加 盟開発に特化した部署(FC部)を設置。従来はひとつの部署でFCの加盟開発とSV業務などを担当していたが、それぞれの業務を担当する独立部署を設けて 対策を強化している。下期に決定しているFC出店は(8月中旬時点で)2店舗のみで、積極的な加盟開発を進めながら出店の拡大を目指す。下期以降も直営、 FCを含めた出店を進めることで、企業目標として掲げる200店舗体制の早期実現につなげたい考えだ。

 

先日、アークランドサービスの「かつや」へ行きました。
名古屋の栄店に19時過ぎくらいに行きましたが、店内はガラガラ。
割と近くに餃子の王将があるのですが、こちらは大繁盛でした。
やはり、知名度の差を感じました。

個人的に期待してる外食株として物語、一六堂、アークランドサービスとあるのですが、物語の既存店の落ち込みと比較すると、「かつや」の既存店は健闘している様に見えます。

しかし、そんな「かつや」も順風満帆とおもいきや、FC出店に大苦戦しているようです。

以前の四季報にも静岡県でのFC出店を展開すると書かれていましたが、静岡には出店はできていません。
いくら既存店が健闘していても、出店速度が鈍化するとちょっとなぁ・・って感じです。

物語はFC出店は比較的健闘しているようですが、既存店の落ち込みが目立ちます。
という事で物語株は全株処分しました。

いやぁでも、アークランドサービスがこんな形で出店速度鈍化するとは想定外でした。