プロトコーポレーション、どうなるの? JASDAQ 2009年10月03日 最近、プロトコーポレーションがM&Aばかりやってます。 株主総会後の株主懇親会で、経営陣と話をした感じでは、投資家という人種が上場企業に何を求めているか? 上場企業というのは投資家に対してどうあるべきか?という事を非常によく分っているという感想を持ちました。 しかし、保有現金が多く、本業の自動車部門の事業の拡大余地もほとんど無いといった状況で、自己資本は積みあがるばかり・・こういう場合、資本政策としてのセオリーは、増配、自社株消却等となるわけですが、プロトはそれをしない。 そうなると、残る解は、自社株消却より合理的な資本政策として、M&Aによる事業拡大に自信があるという事になるわけですが、にしても最近のプロトは私の予想以上に買収物件が多いです。 余談ですが、私もこのサイトでsitecatcher.net/とあるサイトの買収を(30万円くらいで売ってた)検討したことがありますが、プロトはどういうルートでサイトを買収しているのかちょっと興味があります。 業績予想等も非常に慎重なプロトがこれだけの勢いでM&Aをしていますが、買収したサイトや事業等のバリューアップや本業とのシナジー効果にかなりの自信があるとしか思えないほどです。 それか、ひょっとすると、昨今の不景気の為、サイトや事業の買収金額が大幅に下落していて買いやすいのではないか? と私は考えてます。 私の会社でも、今は設備投資はかなり厳しく押さえられていますが、これは設備投資が減価償却費となり、いわゆる純利益を圧迫してしまうのでそういう意味でも多くの企業は投資はしにくいという事情が関係しているかもしれません。 そういう意味では、プロトはこのご時世でも増益ですから、投資はしやすいかも。 プロトコーポレーションの今後、まだまだ不透明ですが、注目だとは思います。 事業の拡大余地が無いと思われたプロトがM&Aによって成長を本当に成し遂げる事ができるのか? 多くのサイトを買収して、最終的にどういうIT企業になっていくのか? そして、株式市場はPER何倍まで評価するのか? まあこれらの結果がでるのはだいぶ先だとは思いますが。 PR